薬膳の公開講座
どうも、お元気様です。
昨日の講座、万能自家製天然酵母の『パン・ド・カンパーニュ』も、にぎやかな中に無事終了し、
各生徒さんが家での復習でどうなるかが心配の種ですが、前回分の宿題〔ブドウ種〕も思った以上によかったので、大丈夫かな。
天然酵母は、育てる気持ちが必要。子育てと一緒で、気長に辛抱強く対応を行えば、あるところで方程式みたいな感じで、
対応が楽になってきます。〔当然、挫折も途中あるでしょうが〕
生徒さんがオリジナルの天然酵母をどう作成するかが、これからのたのしみですね。
ところで、薬膳の公開講座に参加して参りました。〔これで2回目〕
よくブログでも書いている、『動的平衡』http://www.sotokoto.net/sotokoto/index.php/dotekiheikoで
言われているように、薬膳関係も分子レベルで研究され始めているようです。
例えば女性が受胎したときは、子宮の中の細胞は1個ですが、赤ちゃんとして生まれたときには30兆個になり
大人では60兆個になるそうです。
また、双子〔一卵性双生児〕を例に挙げて、本来ならふたり一緒のはずが3歳時以降に遺伝子のたんぱく質量が20%
平均くらい違ってくるそうです。〔実際のデーターに基づいて〕
通常の子どももそうで、3歳までの食生活、家庭環境、外的環境により遺伝子レベルで体のつくりが決定されるとか。
これが、日本で昔から言っている『三つ子の魂、百まで』で、薬膳講座のお題どうりですね。
話題はかわり、食の中での万能食品と言えば『大豆』ですが、日本での歴史は縄文時代からあるそうで、奈良時代には、
味噌と豆腐も作られていました。
大豆成分はダイセイン、ゲンスティンなどで、とくにゲンスティンは遺伝子をメチル化〔綺麗な状態〕するそうです。
大豆、葛などのイソフラボンなど薬効成分は知っていましたが、大豆の新しい発見です。
ところで現代問題になっているのが、平成に入ってから増えている低体重出生児のこと。
低体重出生児ほど成長することにより、肥満やゆくゆくはメタボ〔生活習慣病〕になりやすいとか。
それは、胎児の段階が低栄養状態などで発育していて、遺伝子レベルでその状態でも生活できる体質になっているとか。
と、いうことは普通どうりの食事をしているだけで、太りやすくなるということです。
また腸内細菌の話もでてきて、腸内の乳酸菌も必要ですが一番必要なのが『ビフィズス菌』。
食べても増えるのではないので、自分の腸内のビフィズス菌を育て増やす必要があるとか。
※沖縄の子ども達には、他県児と比べ腸内ビフィズス菌が多いそうです。
このビフィズス菌を腸内で育てる食材は、豆科の植物、タマネギ、ごぼう、はちみつ、味噌、醤油などが良く、ストレスを溜めないこと。
ストレスがビフィズス菌を減らす原因の元でもあるとか。〔外食と中食にも原因があるとか〕
腸内細菌の安定が、現在増えている前立腺がんや乳がんの予防にも役立つそうです。
食べ物は、奥が深いようで深くないと思います。いろんな食べ物を偏らず少しずつ多種摂るのが一番。〔特に発酵食品〕
くれぐれも食べ過ぎて、体中をヘドロ化しないように注意しましょう。
現在体調が良くなければ、3ヶ月前の食習慣を思い出せば、少しはこれからの食生活を改善していけます。
ではでは。
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