食育としての物づくり。
どうも、お元気様です。
春一番と思いきや、寒の戻りで寒さがしみますね。
せっかく、大宰府のとび梅が咲き始めてたのに。
最近、おいしものが食べたいと言う人〔結構、美食家〕が身近で
増えているような気がしてならないし、僕自身も同感です。
僕の場合は、どちらかというと『ブルーカラー』の比重が高いので
おなかが空きやすいのですが、それでもです。〔歳のせいもあるかも〕
ただ、美味しいと思う瞬間は、試作などで思いどうりに出来上がった
ものを、熱々で頂くとき。〔失敗したときは、それなりです〕
この時は、至福の幸せですね。
この理由からも、食べ物は『食材の命』を頂いているものであり、
このできあがった瞬間の食べ物自体に『魂』があるのではないか、と。
最近は、食べ物の保存や冷凍技術が昔みたいに薬品付けにしなくても
保存でき、レンジで『チン』で便利になりましたが、『魂』が抜けているのではないか。
また、作り手の顔写真入りのものも販売していて、安心感が増していますが
安心感はあるけれど、充実感はあるのだろうか、と。
これからは、作り手と買い手が顔を合わせて、食べ物とお金を会話をしながら交換する
魂の商売が主流になるのでは、ないかと考えてます。〔←昔ながらの〕
その為、作り手もしっかり指先に魂をこめて、物づくりをするようになると思います。
〔オウム返しで、自分に言い聞かせているような。笑〕
僕の場合は、指が食べ物の情報を覚えているのですが、
気持ち〔魂〕が入らないと、同じものでも味が変わります。〔仏像を作って魂を入れず、ですね。〕
その意味で、だいぶ前のブログで書いた、別ブランドの『醸し家』を立ち上げたいのです。
※ブランドが多くなっていますが、根っこの共通点は同じです。
、『醸し家』は、構想と商品は出来上がっていますが、詳しいことは後々に。
これらのことは食育のキモとなるもので、あとの意味合いは
食材を使い切ってあげること、ですね。
現在、当店が度々試作しているのが、自家製パン粉や残ったパン〔ハード系など〕の
デンプンを使った、元種づくりです。
今回は、去年のシュトーレンの講習での、生徒さん自習作品の一部を元種に。
※その他の自習作品は、写真を撮って評価した後、海浜公園のお猿さんの餌になります。
シュトーレンには、マシパンや各種フルーツ、ナッツが入っているので
最終製品のイメージが沸きませんでしたが、自家製葡萄種ベースでよく発酵してました。
味は、もう少し本捏ねで、インパクトの強い食材を入れても良かったかな、という感じ。〔まずまず〕
次回の講習会で、生徒さんのお土産の1つに。〔毒は入ってないので。笑〕
毒と言えば、今年のサラリーマン川柳〔第一生命〕で面白いものがありました。
『ぼくの嫁、国産なのに毒がある』
ではでは。
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